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    カラスが飛ぶと、翼から
    棒を振り回したような音がする
    なんて、生まれてから今まで、知らなかった。
    空に雲がほとんどない。
    田んぼに出てしゃがんで、ひとりごとを言った。
    脳みその全体のうしろに、うっすら
    死んだ猫がうつってて、消えなかった。
    ひとりごとをいってるあいだも
    何にむかってしゃべっているのか
    わからなかった。
    知ってたものは、何もかもなくなって
    持っているものも何もかも消えた。
    周りにあるものは知らないものばかりで
    ぼくを知らない顔してみてる。
    みんなそれぞれ、自分の大事なものを持ってる
    それだけ守ってる
    おれはその中にはいない
    そしてなにも持っていない
    おれがなんで田んぼの中にいるのか
    なんで田んぼの中でひとりでしゃべりつづけてるのか
    だれにも理由がわからない
    理由のわかるやつがいなくなってしまった
    おれがなんで田んぼの中にいるのか
    なんで田んぼの中でひとりでしゃべりつづけてるのか
    もうだれにもわからない
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    タトゥーを入れてないシリアル・キラーについて
    頭のいい人が知りたがってた
    ぼくの中にいるシリアル・キラーだったら
    タトゥーを入れない理由もわかる
    今のぼくに飽きたあとも、また別の誰かになれるように
    ぼくは体にしるしをつけない

    ずっと、自分を迷い続けて
    自分がどこにもいないことを知った
    体の中で何度も入れ代わって
    すべてを作りかえたがった
    さっきまでの何もかもを否定して
    急にまた、作りかえたがる

    ロングヘアーの女の子が、
    髪を切った自分にうんざりしている
    黒髪の優等生が
    髪にブリーチを塗った自分にうんざりしている
    だから、消えない印が残せない
    そのくせ、トラウマだけはたっぷり
    頭の中に消えないである
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